出版社内容情報
「重陽節」「ぶりぶり」など、宮廷文化にまつわる行事や風物を、平易な解説と色鮮やかな有職彩色で紹介する新しい有職故実の入門書。
有職故実を代々伝える学者の家柄に生まれ、祖父・父の薫陶をうけた気鋭の研究者と、京都御所近くの旧家に育ち、深くみやこの「気」を受けながら創作活動を行なう有職彩色絵師とのコラボレーション。平易な文章と色鮮やかな作品を通し、読者を宮廷文化の世界へといざないます。「左義長」「玄猪」「夏越祓」など、言葉は知っていても詳しく解らなかった事柄も丁寧に解説、茶の湯における季節の取り合わせのヒントにもなる内容です。
【著者紹介】
東京国立博物館研究員
内容説明
「すやり霞」「重陽節」「ぶりぶり」…など、平安貴族が織りなす日本美が満載。読んで、見て、楽しめる。これまでなかった新しい有職故実の入門書。
目次
はるなつの章(左義長;すやり霞;犬筥;繧繝彩色;曲水宴 ほか)
21世紀の有職学―世界史上から日本文化を見つめなおす試み
あきふゆの章(蹴鞠;重陽節;大翳;鳥兜;玄猪 ほか)
宮廷の歴史と有職の学問―宮廷文化を伝える知織
著者等紹介
猪熊兼樹[イノクマカネキ]
1973年、京都市生まれ。幼少より祖父や父に伴なわれて京都御所、葵祭、時代祭、飛鳥の遺跡、正倉院などの古都文化を通じた有職学に親しむ。関西学院大学院修士課程修了(工芸史専攻)。文化庁、九州国立博物館を経て、東京国立博物館研究員
林美木子[ハヤシミキコ]
1966年、京都市生まれ。有職彩色絵師。御所の近くの生家で四季折々の京文化に触れて育つ。銅駝美術工芸高校日本画科卒業、京都芸術短期大学日本画コース卒業。87年より彩色絵師の仕事を始め、94年に初個展。古典文学・絵画への深い理解に裏付けされた作品には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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