出版社内容情報
伝統を背負い、職方の技術に支えられて生き続ける“和の美学”。今、注目したい!日本人の心意気と美意識のアイデンティティー。
華やかな芸妓さん舞妓さんを彩る工芸品の数々。京都の伝統工芸のほとんどが何らかの形で花街と関わっていると言っても過言ではありません。舞妓の髪結いから芸妓の鬘、かんざしやきものなど、美しい工芸品とともにある花街の姿を、様々なエピソードと写真を交えてご紹介します。
【著者紹介】
作家
内容説明
舞妓さんの割れしのぶにだらりの帯、芸妓さんの島田に粋な着物…伝統を背負い職方の技術に支えられて花街に生き続ける和の美学。今、注目したい!日本人の心意気と美意識のアイデンティティー。
目次
第1章 髪形
第2章 簪
第3章 化粧
第4章 着物
第5章 帯・ポッチリ・帯締め・帯揚げ
第6章 足袋と履物
第7章 小物・持ち物
著者等紹介
相原恭子[アイハラキョウコ]
作家・写真家。横浜生まれ。慶應義塾大学文学部(哲学科美学美術史)卒業。ドイツ政府観光局勤務を経て、ヨーロッパと京都の花街をテーマに執筆・撮影・講演を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ときどきぷろぐらま。
5
写真がいっぱいで、眺めているだけでも楽しい本。花街を支えているたくさんの職人さん、お茶屋のおかあさんの話はとても興味深い。2011/08/27
ゆづる
2
ざっと眺めいてるだけで楽しくなってくる。髪型の説明など、豊富な写真で分かりやすい。2015/09/10
さとちゃん
1
芸妓さんや舞妓さんが仕事の時に身につける装束はもちろん、普段使いのものも紹介されていて、楽しい構成になっています。2018/04/06
さやまめ
1
舞妓さんの後ろ姿はなぜあんなに愛らしいのだろう・・・。四季に合わせた着物や小物やその他もろもろを写真付で紹介していて楽しめます。髪結いとかつらの話が興味深かったです。たくさんの人たちの努力があって維持されている世界なんですね。時代に合わせて柔軟に変化しつつも、変わらない美しさで今後もこの世界があり続けることを願ってます。2012/04/16
あさぎ
0
『舞妓さんちのまかないさん』で登場する髪型に惹かれていて、勉強がてら。祇園祭の「勝山」がお姫様みたいで可愛い。花簪も素敵。『舞妓さんちの〜』で、お正月の稲穂と鳩の簪のエピソードが好きで、他の簪も気になっていたので印象深い。後、だらりもやっぱり舞妓さんらしくて惹かれる。吉井勇の「ゆるやかにだらりの帯の動く時 はれがましやと君の云ふとき」が舞妓さんの可愛らしさと凛々しさが感じられる。花名刺や京丸うちわの話もあった。祇園あたりのカフェで目にしてテンションが上がることが多い。次からもっとまじまじ見ちゃいそう。2025/03/21