出版社内容情報
お茶を習ってみたい女子のための体験コミック。お茶の習い始めに必要なもの、先生の探し方などノウハウが充実。
「敷居が高そう」と思われがちな茶の湯の世界をより身近に感じてもらえるよう、女性漫画家の「茶道体験記」をレポート。習い始めに必要なもの、先生の探し方、茶会によばれたときの振る舞い、日常にも役立つ所作といったノウハウも充実した、楽しく読めて実用にも役立つ一冊。
内容説明
「お茶?興味はあるけど…」。その「けど」、スッキリさせます!経験ゼロのずぼらさんでも、半年後に人前でお点前、できちゃいました。習い始めに知りたいこと、全部代わりやってます!「お茶とお菓子のいただき方」から「きれいに見えるふすまの開け方」まで、ふだんから役立つ茶の湯プチ情報も満載。
目次
1章 春―チャノユ、はじめまして!(入門にむけて;初めてのお稽古)
2章 夏・秋―本格的なお稽古の始まり!(初めてのお点前;初めての薄茶点前;茶事デビュー)
3章 冬―晴れの舞台、「初釜」でのお点前に向けて!(炉開き;初釜)
著者等紹介
冬川智子[フユカワトモコ]
1979年生まれ。漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
38
図書館で見かけて。コミックエッセイ。絵は余り好みではないけど、お茶ってこういう風に習うのか~と知ることができて満足♪(*^^*)道具の持ち方や揃えるものなど、役に立つ知識も載っていて良い。へーほーふーんと軽く読めて、知らない事をお手軽にのぞけて良かった♪(⌒‐⌒)2012/12/05
みーなんきー
15
お茶を習うと直面するあれやこれや(準備するもの、先生へのお心付け、作法、お付き合い)を説明してある。”お茶の世界”を垣間見たい(が、怖くて入れない)人の代理で著者が飛び込んで描いてくれた的な本。静寂、香り、ただよう空気を味わい楽しむ、その良さは伝わってきました。ただ、服装から座る位置、使っていない手の位置、○を見てほめる、など全て形で決まってるものをその通りにして、心が伝わるのかなぁ、とふと思う。いえ、身近に形式にうるさいが、猛烈に意地悪な叔母がいるものでつい重ねて読んでしまいました。胃が痛くなった。2014/11/21
宇宙猫
14
★★★ 茶道の体験記。お裏さんなので表とは微妙に違いがあっておもしろかった。釜で湯が沸く音の心地よさを思い出した。2021/10/26
たかこ
12
たまたま茶の湯が側にある環境で25年。教える側の立場になるにあたって、茶道を習いたい!と思う方は何がきっかけなんだろう?習わない方は何がイヤなんだろう?と考えている。茶道には煩わしい決まり事やしきたりがあり、頑なに守らなくてはいけない風潮がある。型が決まっている中で、そこから感じとれる世界は人によりさまざま。五感を研ぎ澄ますことで、茶道の世界は広まると思っている。が、現代に合わせた作法で広めていくことも必要だと感じている。茶道にはどんな心理的効果があるのか、どうすれば裾野は広がるのか、考えていきたい。2020/03/15
コーヒー牛乳
10
著者の個性や感性を楽しむエッセーコミックというより、茶道の作法や用具、稽古の様子などを一通りさらっと知ることができるパンフレットのような内容の一冊。茶道は、稽古を通して礼儀作法や美しい所作を学び、一連の動きを通して心を整えたり、動作の調子を通して自分の心のありようを知ったりするのだとわかった。仏教の本を読んだ後だからかなおさらそう思う。イメージが具体的になり、茶道に対して漠然としていた興味がはっきり輪郭を持ったような気持ちになった。まずは茶道体験から始めてみようと思う。2025/02/09
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- 和書
- 人生は、「手」で変わる。