出版社内容情報
世界屈指の質量を誇る「印籠」コレクションから初公開の作品も含め、選りすぐった名品約100点を収録。全文英訳付き。
『京七宝 並河靖之作品集』につづく清水三年坂美術館コレクションシリーズ。世界屈指の質量をほこる「印籠」コレクションの中から、本邦初公開の作品も含め、選りすぐった名品約100点を収録。世界に名高い「シャンプーコレクション」をはじめ、最高の技術や意匠を凝らした蒔絵・金工などの印籠をすべて新規撮影。実寸掲載はもとより、拡大写真を随所に織りまぜた見やすい紙面構成など、印籠愛好家必見の貴重本です。全文英訳付。
【著者紹介】
清水三年坂美術館館長
目次
作品図版(蒔絵の印篭;蒔絵以外の印篭)
付録(漆の特質と蒔絵;蒔絵の工程;蒔絵に使用する材料;蒔絵の技法;蒔絵の用具;印篭素地の制作工程;印篭の構造)
著者等紹介
村田理如[ムラタマサユキ]
1950年京都に生まれる。清水三年坂美術館館長、並河靖之有線七宝記念財団理事。幕末・明治期を中心とする日本の細密工芸を高く評価し、その収集と紹介に尽力し、2000年9月京都・東山区に清水三年坂美術館を開設。とりわけ七宝・金工・刀装具・印篭・蒔絵作品などには早い時期から注目し、海外へ流出した優品の買い戻しにつとめ、同館は幕末・明治期の細密工芸分野では質量ともに世界屈指の収蔵をほこる。また明治期に作られたハイレベルな作品やその技術の復元をめざし、研究機関を設置するなど、積極的な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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