出版社内容情報
作例と印・銘の図版も充実した、茶陶鑑賞に必携の一冊。多彩で奥行きのある、近世・近代の茶陶の魅力に迫る。
日本の陶磁器は、茶の湯の隆盛にともなってその影響を受け、数多くの茶陶を生み出し、現在に至るまで各地で優秀な作品を生み続けています。本書は特に江戸時代から大正・昭和時代の間に茶陶を焼成した日本各地の窯場の歴史・概要と、今日までその名を残す陶工の略伝を地域別、窯場別に紹介します。図版では各窯で焼成された茶碗の作例を印・銘とともに可能な限り掲載します。多彩で奥行きのある近世・近代の茶陶の魅力にせまる一冊。
【著者紹介】
黒田陶苑社長
内容説明
桃山時代の黄金期を経て、江戸時代から大正・昭和期にかけて日本各地で生み出された茶の湯のための陶磁器(茶陶)を、地域ごとに分類し、作品とその印・銘を約八三〇点の図版で紹介。あわせて各窯の歴史・特徴と、茶陶を生み出した陶工、茶人・数寄者など作陶家たちの生い立ちを解説した。
目次
第1章 北海道・東北・関東・中部
第2章 北陸―新潟・富山・石川・福井
第3章 愛知・岐阜
第4章 近畿
第5章 京都
第6章 山陽・山陰・四国
第7章 九州・沖縄
著者等紹介
黒田和哉[クロダカズヤ]
1931(昭和6)年、東京に生まれる。1953(昭和28)年、慶應義塾大学法学部卒業。現在、株式会社黒田陶苑代表取締役、社団法人日本陶磁協会理事、『陶説』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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