内容説明
謎の出生、幕府との対決、将軍の接近―ただ、全ては「夢」。「紫衣事件」の法難を乗り越え、朝幕はじめ多くの人々から敬慕を集めた澤庵禅師。茶・歌・剣の道を説き、自ら信じる法の道を歩んだ孤高の生涯をたどる。
目次
第1章 夢中懐旧
第2章 紫野仏法
第3章 一処不住
第4章 和歌と茶の湯
第5章 紫衣事件
第6章 衆生済度
著者等紹介
泉田宗健[イズミダソウケン]
松源院住持。1942年、新潟県生まれ。道号玉堂、法諱宗健。室号凌雲室。早稲田大学卒業後、京都・大徳寺の立花大亀老師につき出家。大徳僧堂の中村祖順老師に参じ、次いで愛知県犬山市の瑞泉僧堂の松田正道老師につき印可証明を受ける。1993年より奈良県宇陀市の大徳寺松源院に住す。裏千家学園茶道専門学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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