出版社内容情報
京都にはまだまだ旧き良き銭湯がある。その京都の銭湯をこよなく愛する著者の「銭湯オマージュ」にあふれた1冊。
過去30年、減少の一途をたどってきた京都の銭湯だったが、平成20年、その減少に歯止めがかかった。銭湯の良さに気付いた人が増えたのか、街から銭湯が消えることに危機感を感じたためなのか、その理由はわからないが、銭湯が風前のともし火であることに変わりはない。とは言え、京都にはまだまだ旧き良き銭湯が残る。好評を博した『京都極楽銭湯』に続き、京都の銭湯をこよなく愛する著者の「銭湯オマージュ」にあふれた一冊。
内容説明
貴重な資料とデータで京都の銭湯を隅々まで読み解く。巻末附録に昭和三十九年の銭湯名簿を収録。
目次
京都で銭湯に入るということ
京都銭湯礼賛(唐破風;洋館銭湯 ほか)
タイルをめぐる(ペンキ絵;タイル絵 ほか)
湯船をのぞけば京都が見える(ローカルドリンク;鏡広告 ほか)
データで読む京都銭湯(軒数の推移;銭湯の軒数と密度 ほか)
著者等紹介
林宏樹[ハヤシヒロキ]
フリーライター。銭湯コラムニスト。1969年、京都市生まれ。同志社大学卒業後、メーカー勤務を経て、東京農業大学大学院中退。現在京都市在住。ウェブサイト「お風呂屋さん的京都案内」を開設。地元発信を意識し、銭湯と京都の魅力を広めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうさん
3
子どもが銭湯の雰囲気が好きなので、写真だけでも見せようかと選んだが、文字多めだった。話としては面白かった。あまり銭湯に行ったことがないので、知らなかったのだが、人間洗濯機って凄いネーミングだなぁ。2021/07/16
KOF-JEE
0
この本はスゴイ!京都の銭湯を隅から隅まで、詳細に調査されて書かれている、まるで研究論文のようである。読んでみて、銭湯に行きたくなるのはもちろんのこと、銭湯が年々姿を消していく状況の中で、銭湯が愛おしくも思えてくる。また読むだけでなく、実際に、紹介されている銭湯に行くと感慨深いものもあり、京都の銭湯文化を絶やさぬよう大切に利用していきたいし、多くの人にも銭湯の魅力を分かって欲しいと思える内容である。私にとって銭湯は430円で楽しめるテーマパークである。この本に魅了されてすっかり銭湯好きになりました~(笑2015/07/05
emiko
0
柳行李やらタイル絵やら独特の風情があって、銭湯に行ってみたくなる。慣れないと敷居が高いけど。2015/04/22
Koichi Yamashita
0
そう言えば近所にも銭湯が3軒ほどあるんだけど。こんな本読んだら近所の銭湯にぶらぶら行きたくなった。2014/08/24
yanoms
0
京都・伏見区の銭湯にふらっと入ったら、この本が置いてあったので風呂上がりに缶ビールをすすりながらその場で読了。町の銭湯に行けば、自然と目に入るタイル絵、古めかしい広告、マッサージチェア、そんな銭湯を彩る様々な要素を肩の凝らない程度に解説してくれる。ポカポカ。2014/06/22
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