内容説明
六代の天皇に仕えて、平城京から長岡京へ、長岡京から平安京へ、三都の激動の時代をたくましく、しかも慈愛にみちた生涯をとげた、和気広虫と和気清麻呂を描いた小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャック
2
ドライアイで眼科に通院の帰路、ブックオフでこの本を買ってしまった。(治療はどうした) 道鏡事件で有名な和気姉弟を、主に姉のことを書いてある。小説としては盛り上がりに欠けるが淡々と歴史をなぞるような展開だ。称徳天皇って罪人を改名させるのが面白いしセンスあるな(笑)と思う。本人はいやでしょうね。 久しぶりの奈良時代小説、埋もれているのもがまだまだありました。2021/03/30
キャシー
1
京都に行った時から気になっていた、護王神社に祭られている和気清麻呂公命、和気広虫姫命が昔を生きた人だと知ってから、ずっと興味があった。どんな人物なのか、どんな仕事をして、何を成した人なのか。それの答えがこの本の中にあった。少なくと私の中では答えがでた本である。そして京都・神護寺に縁のある人物だったとは...驚いた。2015/07/06