内容説明
中崎宣弘の「全仕事」。サントリーデザインから、空間を構想するに至る軌跡。
目次
“現場で発想せよ。”―「ビール」や「ワイン」のデザインから学んだこと。
“つつましくあれ、そして工夫せよ。”―素材を生かした「ボトル・デザイン」のいろいろ。
“旅に出よう。”―旅は「創作の原点」だと思う。
“一から自分で考え、自分で実行すること。”―「トータル・デザイン」ということ。
“まず、もとを探そう。”―「リ・デザイン」という仕事。
“外へ、外へ。”サンフランシスコへ、博物館でのデザイン。―「『カリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンス』へ行こう」
“自分のメッセージを作ること。”―いろいろに展開した僕の「ミュージアム・イメージ」。
“風景を創ろう。”―カナダに行き、作家に会うことから始まった「展示デザイン」。
“いつも、広い世界へ。”―世界の町が与えてくれた「インスピレーション」。
“「空間」という発想で考える。”―絵で語るこんなイメージの「山崎ウイスキー館」。
“高くダイナミックな視点を持つこと。”「空間構想デザイン」とは全てを関連させること
“思いはまず絵にすること。”絵や形で「提案」するイメージ。
“個を持って、交響せよ。”祭りへ、町へ。僕の「パブリック・デザイン」。
“皆んなで作る、新しい町のイメージ。”全体をひとつにした「舞台」と「絵シナリオ」。
著者等紹介
中崎宣弘[ナカザキノブヒロ]
1952年生まれ、空間構想デザイナー、絵師。1977年サントリー(株)入社、デザイン室勤務。主に製品の「ラベル、ボトルのデザイン」から、ワイナリー、スポーツイベントノベルティーの「トータルデザイン」まで広く関わる。その間の『レッド赤ちょうちん』、『ポートピア’81アンカーボトル』、『ブイボトル』に日本パッケージデザイン賞。『サントリーウイスキーリザーブ』に通産大臣賞。1989年サントリー(株)を退社し、家族と共に渡米。「カリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンス」(サンフランシスコの自然科学博物館)にて「展示デザイン」など。1991年帰国後、公共的なミュージアムプロジェクトにロゴ制作や企画で参加。1996年より、サントリー山崎蒸溜所などの「修景計画」に関わり「空間構想デザイン」。1997年「サントリー山梨ワイナリー」『ワインと花の丘』全体プロデュース。2000年「サントリー山崎ウイスキー館」全体プロデュース。2004年NPO放送局「京都三条ラジオカフェ」の番組パーソナリティー。亀岡市制50年『The〈座〉Kameoka』の舞台監督。2007年京都伝統産業青年会『青蓮院 門跡展』の展示デザイン監修。2008年『堂島薬師堂節分お水汲み祭り』総合デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。