出版社内容情報
美術史家のアメリア・アレナスが、35人による希少な65点の作品鑑賞を通じて、女性による美術絵画世界を浮き彫りにする。
内容説明
女性の美術史にブームの兆し。あなたは何人知っていますか?ルネサンスから印象派まで、5世紀を彩る29人、60点のマスターピース。
目次
1 ルネサンスが生んだ先駆者たち―十五~十七世紀(ジビラ・フォン・ボンドルフ「祈る聖フランチェスコ」;ラ・ティントレッタ「自画像」;ユーディット・レイステル「画架に向かう自画像」 ほか)
2 ロココの華、女性の描く女性―十八世紀(ロザルバ・カリエーラ「妹の肖像を持つ自画像」;エリザベト・ヴィジェ=ルブラン「マリー・アントワネットと子供たち」;アンゲリカ・カウフマン「わが子を宝として示すコルネリア」 ほか)
3 印象派の時代を率いた女性たち―十九世紀(エリザベス・ジェイン・ガードナー・ブーグロー「羊飼いのダヴィデ」;ケーテ・コルヴィッツ「死んだ子を抱く女」;サラ・ミリアム・ピール「司令官ジョン・ダニエル・ダネルズの子供たち」 ほか)
著者等紹介
アレナス,アメリア[アレナス,アメリア][Arenas,Amelia]
1984年から96年まで、ニューヨーク近代美術館教育部に勤務。同館が5年の歳月をかけて体系化した「視覚を用いて考えるためのカリキュラム(VTC)」の制作に参加。98年『なぜ、これがアートなの?』(淡交社)を出版。豊田市美術館、川村記念美術館、水戸芸術館現代美術センターで開催された同名の展覧会とともに、対話型鑑賞の先駆的試みとなる。99年主演テレビ番組「ETVスペシャル“最後の晩餐”ニューヨークを行く」が、日本賞グランプリを受賞。現在は、世界各国の美術館で対話型鑑賞プログラムに携わる。美術史家としても知られ、多言語・多領域におよぶ広範な知識をいかし、美術作品を社会的に読み解く手法に定評がある
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年東京生まれ。京都大学経済学部卒業。パリ第三大学英文科で学ぶ。画商として青洋社を主宰する一方、美術書を中心に多くの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
つぐみ
ホワン
takakomama
ユーディット