内容説明
足利義政が山荘として造営に着手した東山殿。遺命により慈照寺と名付けられた。銀閣寺と呼ばれ、親しまれ、参拝者を立ち去り難い世界に誘う。今、その遺構に、彼の面影を偲ぶ。
目次
銀閣寺―心ひとつの輝き
口絵カラー
足利義政、こころの理想郷
銀閣寺の歴史―うき世を今日ぞ思う‐義政が傾倒した美意識の世界
四畳半とはなにか―空間の精神史
銀閣寺文学散歩
観音殿(銀閣)
銀閣寺の庭園―隠れ家の社交場
銀閣寺の文化財
著者等紹介
有馬頼底[アリマライテイ]
1933年、東京都生まれ。臨済宗相國寺派管長、大本山相國寺・鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)住職、承天閣美術館館長、京都仏教会理事長。学習院初等科中退後の1941年、大分県日田市の岳林寺にて得度。1955年、相國僧堂に掛錫。大津櫪堂老師に師事。1995年、臨済宗相國寺派管長、相國寺・鹿苑寺・慈照寺住職に就任
久我なつみ[クガナツミ]
1954年、京都府生まれ。作家。同志社大学文学部卒業。YMCAに英語講師として勤務するかたわら、美術を学ぶ。1998年『フェノロサと魔女の町』で第5回蓮如賞、2005年『日本を愛したティファニー』で第53回日本エッセイストクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
59
和歌に詠じ、月に酔い、花に座すー義政が、銀閣で風雅を極めたのは僅か6~7年? 政治家としてはダメだったけど、東山文化を興したので、どっこいどっこい。 哲学の道、白沙村荘、銀閣寺垣、銀沙灘、向月台、と外側ばかり思い浮かぶ。 内部は見れないんだっけ?2022/01/11
荒野の狼
9
「新版 古寺巡礼京都」11巻は銀閣寺。年中行事がp139に記載されているが、貴重な情報(ネットで日時を確認することがおススメ)で、銀閣寺は年2回、p139春と秋の特別拝観が、それぞれ1-2カ月ある。私は2025年のゴールデンウイーク中に春の特別拝観に参加。国宝・東求堂(とうぐどう)、本堂(与謝蕪村・池大雅の襖絵は複製を展示)、弄清亭(ろうせいてい)を30分のガイド付きで2000円で拝観。2025/07/26
定年(還暦)の雨巫女。
2
《私‐図書館》銀閣寺は、新婚旅行で立ち寄りました。このシリーズ初行ったことがある寺です。(笑)2013/03/19
ohmi_jin
1
慈照寺銀閣へいったのはもうだいぶ前、10年以上前の話。再訪はしたいものの、混雑しすぎてはいないかが問題。 2018/08/30
貧家ピー
1
昨年末に銀閣寺をお参りしたので、図書館で。2013/01/09
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