内容説明
洛北・一乗寺に築かれた格式高い門跡寺院。桂離宮に通じる建築・庭園の美意識と、四季とりどりの風光。境内にみなぎる宮廷人の精神と教養。
目次
巻頭エッセイ 空中の美味
現代へのメッセージ 仏教の教えと平和
曼殊院の歴史
寛永文化の花―専好立花図の世界
曼殊院 文学散歩
曼殊院の黄不動―なぜ黄色身なのか?
曼殊院の庭と座敷飾り
曼殊院の文化財
著者等紹介
半田孝淳[ハンダコウジュン]
1917年、長野県生まれ。曼殊院門跡四十一代門主。1961年より長野県上田市常楽寺住職、天台宗教学部長などを経て、83年に大僧正、戸津説法勤仕、87年に望擬講、99年に探題に補任される。2004年11月、曼殊院門主に任命される
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、神奈川県生まれ。画家、作家。79年筆名・尾辻克彦の『肌ざわり』(中央公論社)で中央公論新人賞、81年『父が消えた』(文藝春秋)で第84回芥川賞、83年『雪野』(文藝春秋)で野間文芸新人賞、87年『東京路上探検記』(筑摩書房)で講談社エッセイ賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
60
下って来ると一乗寺のバス停で、途中に鷺森神社の鳩?のお菓子が売ってて・・と記憶にあるから行ったはずなんだけど、写真を見ても思い出さない。 国宝の黄不動は確かに見たが、東京国立博物館の展覧会時だったかもしれない。2022/01/10
荒野の狼
4
2018年の8月に曼殊院を訪問した際に、現地で販売していたパンプレットと本書を比較してみたところ、本書のほうがはるかに写真の枚数と説明において充実していたため購入。曼殊院は平成24年に天皇が行幸したことをはじめとして、皇族の訪問がいくつかあったようで、院内には皇族訪問時の写真が数多く掲げられている。入場料は500円なのであるが、八窓軒茶室は特別拝観と称して1000円で、茶がでない上に説明はわずか10分で、質問にも回答できない程度のレベルの低い内容(しかも予約制)。2020/04/20
雨巫女。@新潮部
2
《私‐図書館》行ったことないですね。いつか行きたいなあ。2013/03/09