目次
巻頭エッセイ 美と切実―浄瑠璃寺参拝
口絵カラー
現代へのメッセージ 中道、バランスの大切さを今あらためて
浄瑠璃寺の歴史
当尾の石仏―南都復興の余響
浄瑠璃寺文学散歩
浄瑠璃寺庭園と浄土―浄土はここ、現世にある
吉祥天開扉―厨子に込められた天下太平への願い
浄瑠璃寺の花々―昔も今もこれからも
浄瑠璃寺の文化財
著者等紹介
佐伯快勝[サエキカイショウ]
1932年、奈良県生まれ。1955年奈良教育大学卒業後、中学校教師を経て、1968年父・快龍師の後を継ぎ浄瑠璃寺住職となる
立松和平[タテマツワヘイ]
1947年、栃木県生まれ。作家。1980年『遠雷』で野間文芸新人賞、1997年『毒‐風聞・田中正造』で毎日出版文化賞を受賞。行動派作家として知られ、近年は自然環境保護問題にも積極的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
81
ラピスラズリの名を持つお寺、浄瑠璃寺、と言ったら、堀辰雄。 この辺の人はわらびなんぞを食べてるんだな、と思いながらそぞろ歩き、三重塔特別拝観に行ったのはいつだったか。 この本見ると、いい仏像沢山お持ちのようで、、全然覚えがない。 ここの桔梗は野生種で、絶滅危惧種なんだと初めて知った。2021/05/11
荒野の狼
11
新版 古寺巡礼京都第一期全20巻の第2巻は浄瑠璃寺。浄瑠璃寺は、「むかしから、京都よりは奈良の文化圏に属していたp90」と本書にも書かれているように奈良の東大寺から車で20分ほどの京都府の南端にある。それだけに、京都のガイドブックなどには記載がないことが多く、本書は浄瑠璃寺を紹介する数少ない書とし貴重。このシリーズの最大の魅力はカラー写真による建造物・収蔵品などの紹介で、本書では64ページが割かれている。2021/08/24
退院した雨巫女。
11
《私‐図書館》吉祥天立像は知っていましたが、九体阿弥陀堂が、ここだったとは、知りませんでした。吉祥天厨子絵は素晴らしいなあ。2013/01/16
ohmi_jin
4
浄瑠璃寺と岩船寺の美しさは訪れた人だけがわかると思う。行ったことがある自分はその時を思い出して。いたことがない人には素晴らしい案内書になると思う。2017/05/17
貧家ピー
4
春分・秋分の日に、薬師如来から日が昇り、九体仏の真ん中に日が落ちる所を見てみたい。2012/07/28
-
- 和書
- 血液学アトラス