内容説明
能をこよなく愛するリンボウ先生の指南書。
目次
能楽という奇跡
これならわかる、能の面白さ(まずはめでたく神歌『翁』;演劇的真実とは『箙』;なぜ吉野山に天女が『吉野天人』;懐かしい祈りを見る『絵馬』;荒野に消えた悲しみは『安達原』;理不尽な創話『船弁慶』;名曲に匿された意味『高砂』;石橋は叩いても渡れない『石橋』;剛直と未練『俊寛』;「野」の宮に篭る想い『野宮』 ほか)
能の言葉に遊ぶとき
著者等紹介
林望[ハヤシノゾム]
1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学卒業、同大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は、日本書誌学・国文学。津村禮次郎師に師事し観世流能楽を学ぶ。『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞(91年)、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞(92年)、『林望のイギリス観察辞典』で講談社エッセイ賞(93年)を受賞。国文学・書誌学の研究論文、エッセイ、小説の他、歌曲等の詩作、能評論、自動車評論等、著書多数
森田拾史郎[モリタトシロウ]
1937年東京生まれ。写真家。武蔵野美術大学卒。日本写真家協会会員。舞台写真を中心にさまざまなテーマの写真を、斬新な視点で撮り続ける。一方、古典芸能から現代舞踊までの演出家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
4
能の下地にある広大無辺な日本および大陸の文化。能をよくするにはこうした教養を備えること必須だが、林望はそこを上手くガイドしてくれる。彼の源氏物語の現代語訳を読んでいる時にも感じた手練で、もしかすると能を観る気の全くない人が読んでも面白い本かもしれない。2014/12/27
ganesha
0
観世流に師事したリンボウ先生の「日本語のもっとも凝縮した姿、その美の精華」である能を「耳と心と脳みそをフル回転させて味わい尽くす」ための指南書。難しいが、含蓄のある文章で能の魅力が書かれている。2017/02/15
残心
0
21の能についての、エッセイのような解説文。 どうもこの人の文章とは相性が悪いらしく、途中で読む気が失せてしまって、読むのをやめてしまった。2016/08/13
るい
0
さらっと流し読み。義経など知ってる登場人物だと面白く読めた。能見に行きたいわぁー\(^o^)/2013/10/27
こまったまこ
0
面白かったです。能の名曲のうち21作品についての解説書ですが、他の本と違って取り上げている数が少ないだけ、内容が濃く、随筆風でもあって面白かったです。2012/08/25