出版社内容情報
本年世界遺産に登録された神秘の地・知床。本書は著者がライフワークとして撮り続けてきたウトロ・羅臼の珠玉の写真集。厳しくも豊かな自然をここに。
目次
岸壁の不思議―はるかな時からのメッセージ
自由の羽根たち―希望は空から回りくる
知床のかたち―神秘の秘境よ永遠にあれ
大地の風貌―めぐる季節を懐に
美しき生命―いとしきものたち
海の風貌―すべてはここから始まった
著者等紹介
兼本延男[カネモトノブオ]
北海道出身。1972年凸版印刷東京本社アイデアセンター写真部を経て、(有)兼本フォト事務所設立。出版及びコマーシャル部門の撮影で大阪、東京を中心に活躍。フランス、イタリー、ドイツなど海外からの撮影依頼も多い。写真展は国内をはじめ、アメリカ、フランスなど海外でも開催。国際フォト部門では金賞を受賞。その他受賞多数。日本写真芸術学会正会員、(社)日本広告写真家協会特別会友(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
38
同じ自然の写真でも、やはり、北と南では、かなり違う。太陽の光の影響もあるのかもしれない。その色合いからくる厳しさがある。そんな中、命が躍動しているのも凄い。五感に響くものがある。2022/11/20
まっと
17
アイヌの言葉で「地の果ての尽きるところ」という意味の知床。世界自然遺産に認定された際に「海洋生態系と陸上生態系の相互作用とともに得意な生態系を示す顕著な見本」(引用)との評価を受けたこの地はまさに「日本最後の秘境」だ。その様を20年にわたって四季折々撮り続けた写真家、兼本延男の作品はどれも美しく、その自然の姿とそこに息づく生命を余すところなく伝えてくる。何度読み返しても見とれてしまう。やはり一度訪れて自分の目で確かめてみたくなる。そして何よりも、この姿は次世代につながなければいけない、との思いも強くした。2022/12/10
piccoro116
2
海岸歩きをしたのを思い出す。 あの急峻な海岸線は溶岩の賜物だったのか。2015/03/18
OHモリ
1
●表題の通り知床の写真集、夏休みの長期休暇で知床の山に登ってみようかなぁと思って基礎知識収集のために図書館で借りました。 ●花にはあまり興味がないので残念だし、知床は山だけでなく海も感じるべきところのようだと理解しました。羅臼-硫黄山は歩けるけど一般的には知床岳には陸路では行けないみたいだし、観光船でもいいから知床半島の先っちょまで行って知床岳を見てオホーツク側の断崖絶壁から落ちる滝や奇岩なども満喫したいを思いました。 ●ヒグマやフクロウ、ワシ・・・動物の写真も良かった。それに流氷、国後・・・観光や登山な2014/11/28