出版社内容情報
兼好法師ゆかりの京都の地を細部にわたって歩きながら「徒然草」の逸話を解説。人生観や四季の興趣、日常生活の暮らし方をまじえつつ京の風景を紹介する。
内容説明
“兼好のふるさとは京都です”。『徒然草』の兼好さんから京都のよさを聞いてみませんか。
目次
1章 徒然草の舞台となった京都
2章 兼好と京都(四十に足らぬほどにて死なんこそ(化野・鳥辺山)
奥山に、猫またといふものありて(行願寺(革堂)) ほか)
3章 兼好の足跡をたどる(無常所(墓所)を双が岡に定める兼好
僧ぐらい羨ましくないものはあるまい! ほか)
4章 兼好の憧れた賢者を訪ねて(尊し!法然上人のことば;阿弥陀さまが「永観おそし」と振り返られた ほか)
5章 兼好が愛した四季の情趣(潅仏会のころ、人の恋しさもまされ(潅仏会)
五月、心ぼそからぬかは(端午の節句) ほか)
著者等紹介
蔵田敏明[クラタトシアキ]
1954年、福山市に生まれる。京都市立高等学校教諭を経て、名古屋外国語大学助教授。大谷大学非常勤講師。映画への造詣も深く、自ら劇団「創作工房」を主宰。また映画雑誌『浪漫工房』の編集に携わるなど、多彩な活動を続けている
渡部巌[ワタナベイワオ]
1950年、京都市に生まれる。1975年写真家山本建三に師事。1983年写真事務所を設立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。