内容説明
かつて日本全国の商人や旅人が各地の物産をはじめ、さまざまな風俗や習慣・文化・芸術を運んできた道。人々が長い時間をかけて踏み固めた庶民の道こそ、“京への道”であった。
目次
周山街道 氷室への道・長坂峠―北山杉の集落地を通って京の町へ
鞍馬街道―千年のダイナミズム・鞍馬の火祭
加茂街道―一キロに及ぶ大行列・葵祭の歴史絵巻
若狭街道―大原女の声もなつかし大原路
途中越―義朝の悲話を今に伝える峠道
雲母坂―比叡から京へ下った荒法師
山中越―琵琶湖と京都をつなぐ癒しの道
小関越―山路きて何やらゆかし…
三条街道―宿場町の面影を今に伝える
渋谷街道―語りも尽くさじ歌の中山・清閑寺〔ほか〕
著者等紹介
植条則夫[ウエジョウノリオ]
作家・エッセイスト・関西大学社会学部教授。1934年、大阪府生まれ。和歌山大学大学院修了。ほか三大学五専攻を卒業。著訳書は専門書を含め30冊を越える。日本エッセイストクラブ・日本ペンクラブ会員
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