小説・織田有楽斎 幻の茶器

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784473031075
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

本能寺に炎と化した名物「九十九茄子」茶入が、勿然と博多に姿を現わした。消えたはずの茶器が何故?兄信長と運命を共にした幻の茶器の行方を追い、戦国の世を奔走する有楽に、再び耳を疑う報せが届いた。織部が茶会に「勢高」茶入を使ったという。本能寺の名品が二つも出現した驚きに有楽は戸惑う。名器は己の持つ力ゆえに人を狂わせ、また自らも流転する。モノに憑かれた僧侶、商人、そして武将。三様の人間像が名物茶器を巡って交錯する。

著者等紹介

斎藤史子[サイトウフミコ]
東北大学文学部フランス文学科卒業。『落日』にて第七回大阪女性文芸賞受賞。日本ペンクラブ会員。NHK大阪文化センター講師。元高野山大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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だ〜ね(^O^)

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本能寺から江戸初期について、唐物茶器という目線で捉えており、頑なまでに名物中心に話を進めるところは秀逸だった。 織田有楽斎という人の宿命、また時代や権力者に翻弄されながらも筋の通った生き方の描き方が、この上なく良かった(^O^)2017/03/31

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