感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
7
読みたいと思い何度か図書館で借りては機が熟していなかったのか 読み切れないまま返却すること数回。ようやっとこの本を読むに至りました。言葉も写真も味わい深い。 はじめに:基本をないがしろにしては豊かな意味も深みも味わえず、心のやすらぎにも癒しにも到達しない。 機能に即したものは美しい。 茶の愉しみは美術館のガラス越しにのぞき見るのと違い、手にしながら曲と道具の美を共感するところにある。 亭主と客が心を通い合わせるということは、反面、人と人との真剣勝負の厳しい世界ともいえる。 北野武:人間が動物と違うのは、殺2025/05/05
栞
4
写真が多く、綺麗だなぁと思いながら読んでいた。無駄のない美しさや主客の無言のやりとりに込められたものについて触れられた。客を見送る時の一期一会の想いから一度の茶会の重みを感じた。2021/10/14