内容説明
古き良き時代の面影を残す京の花街・祇園。男性には酔と粋な世界、女性にはため息と憧れの世界です。祇園というイメージはけしてけして、だらりの帯の舞妓さんだけではありません。この一冊から、花街・祇園をもっともっと知ってみませんか。
目次
祇園の四季
祇園の歴史と四季
花街のしきたり
お茶屋遊び
京舞 井上流
花街をささえる人々
祇園と文人
祇園の名妓たち
祇園むかし語り―岩井小末さんに聞く
著者等紹介
杉田博明[スギタヒロアキ]
京都市生まれ。1960年、京都新聞社編集局入社。社会部・美術部・文化部をへて編集局編集委員。1995年退社後、専ら著述にかかわる
溝縁ひろし[ミゾブチヒロシ]
1949年香川県生まれ。千葉工業大学卒業。1980年、写真事務所「Photo‐Houseぶち」設立。日本写真家協会会員。現在、京都の花街中心に京の四季・祭、郷里の四国霊場などを撮影、雑誌などに作品発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ZEPPELIN
3
最近、「あきた舞妓」なるものをテレビで見かける。確かにリーダー格の人は秋田美人さんだけれど、着眼点がそこでいいはずがない。なので、本場はどんなものなのかとお勉強。祇園の歴史、しきたり、関係者などなど、どれも知らないことばかり。一見さんお断りというのも、別に排他的な態度を取ってるわけではなく、お客の好みや懐事情が全く分からない以上、スムーズなもてなしが出来ないからなんですね。言われてみれば、良心的。近代化が進む中で、伝統をしっかりと守る街。最大の魅力はそこなんじゃないだろうか2015/01/08
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