中国禅僧列伝―禅語をうんだ名問答

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473019578
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C0023

出版社内容情報

意味難解と思われがちな禅問答に、新たな明解さでのぞむ、名問答解説集。達磨から馬祖、臨済…と約二十人の中国の僧が繰り広げる丁々発止の声を解読。

内容説明

体あたりで挑みあう師と弟子。丁々発止の問答を唐末宋代の口語から新明解。

目次

第1章 禅が若かった頃(初租達磨から六祖慧能まで;六祖慧能以降の系譜 ほか)
第2章 馬祖道一とその弟子たち(馬祖道一 ほか)
第3章 臨済宗と曹洞宗の始祖たち(臨済義玄とその分身普化;洞山良价とそのあに弟子 ほか)
第4章 『碧巌録』のなかに活きる禅僧たち(霊雲志勤とと香厳智閑;龍牙居遁と香林澄遠 ほか)

著者等紹介

田中博美[タナカヒロミ]
1949年東京生れ。1977年東京大学大学院人文科学研究科修士課程終了。同年東京大学史料編纂所に入所。現在東京大学史料編纂所助教授。中世の五山を中心に日中の禅宗や文化の交流を幅広く研究
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感想・レビュー

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マサトク

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禅僧たちの禅機を問う問答、やりとりが多くあって、それは碧眼録だの臨済録だのに収録されているくらいのもので、含蓄はあるが生半に噛み砕くことも難しい。咀嚼、消化ができたら悟りを得られようぐらいだから、つまりこの本は禅書の副読本のように、なんども読み返すべきものと思う。著者ならではの解釈もあって、そこは面白く印象に残った。たとえば南泉斬猫の南泉の「弱さ」についてこのように語られたのは初めて読んだ。とまれ、多くは認識を捉え直す、ということが主軸だな。良書と思う。2018/07/31

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