出版社内容情報
組香式を集大成し、香の歴史や各種道具の寸法・扱い方を網羅した、香道の最も重要な基本的文献を全文復刻。かつてを学び新たな組香に挑む香人必携の書。
内容説明
和歌や古典文芸の伝統をふまえ、茶の湯や能、そして新興の俳諧連歌の教養を取り込むことで飛躍的に発展した香道。その香道を集大成した百科全書ともいうべき「香道蘭之園」の翻刻は、香人必携のバイブルにとどまらず、当時の知的文化状況を知る上で、国文学研究者や民俗学研究者にとっても貴重な文献といえる。
著者等紹介
尾崎左永子[オザキサエコ]
東京生まれ。東京女子大学国語科卒業。歌人、作家。『源氏の恋文』(日本エッセイストクラブ賞)、『恋ごろも』『土曜日の歌集』(ミューズ賞)、歌集『夕霧峠』(迢空賞)などを受賞。合唱組曲の作詞家、香道研究家としても知られている
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