内容説明
美術館とボランティアは、いっしょに何ができるのだろうか。本書は両者のよりよい関係を求めて、現場の問題点や今後の展望を探る一冊。「美術が好き」から「美術館を応援したい」へ。そして「美術館の内部に組織された存在」から「外部にあって美術館を支援する組織」へ。2001「ボランティア国際年」を迎えて、ますます気運の高まるボランティアと美術館のあるべき姿と可能性を考える。
目次
1 美術館のボランティアを考える(美術館の置かれている状況;美術館のボランティアを考える;もうひとつのボランティア ほか)
2 美術館の現場から(なぜボランティア?;現場の学芸員は;NPOの可能性)
3 座談会・文化施設ボランティアの現状と展望
著者等紹介
嶋崎吉信[シマサキヨシノブ]
1955年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。『美術手帖』編集部などを経て、現在、美術評論家。展覧会企画、執筆などに携わる
清水直子[シミズナオコ]
1973年生まれ。中央大学経済学部卒業。業界誌編集記者や地方議員向けミニコミ紙の編集を経て、98年よりフリーランスのライター。現在、地方自治、暮らしと健康、職と食、環境に関する市民活動の取材・執筆を続けている
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感想・レビュー
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うみ
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文化ボランティア・コーディネータに関する授業での報告と関連して,手に取る。10年以上前の本だけど,館によってボランティアに対する期待とか活動の内容ってだいぶ違う。否定的な見解の紹介はとても勉強になるけど,それで『がんばれ美術館ボランティア』ってタイトルはないよなぁ。あれから10年経って,だいぶ変わってきたとは思うんだけど。減らされた人手を補うための存在だけじゃ寂しいし,ちょっと違う。でも自身の生涯学習のためだけにやるってのも違う。関わる人みんながwin-winになれたらいいねぇ。2015/05/02
ぶちまけ
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宿題読了。2010/01/05