贅沢な食卓―懐石のこころ、フレンチのエスプリ

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784473017789
  • NDC分類 791.8
  • Cコード C0070

内容説明

日本の伝統と文化の粋を結集した「懐石」の本来の姿とは、どんなものなのか?世界に名を馴せるフランス料理は、なぜにグローバル・スタンダードになりえたのか?この二つの観点から現代の食卓を問い直す。

目次

第1章 懐石の本質とは何か(プロローグ 素趣素飯のすすめ;懐石は「わび」を知ることにはじまる;「やつし」に託した利休の変革;叶うは良し、叶いたがるは悪し;「ちぢみ」「見立て」はキーワード;茶事の流れ―正午の茶事の場合;懐石は、五感のもてなし;懐石の流れ、正午の茶事の場合)
第2章 ルポ アラン・デュカスが茶事で知ったこと(フランス料理と懐石料理の出会い;アラン・デュカスが茶事を堪能した)
第3章 対談・伊住政和×アラン・デュカス(パリでデュカスさんの料理で茶事をしましょう)
第4章 フランス料理の骨格と思想(ヌーヴェル・キュイジーヌが挑戦したエスコフィエ;フランス料理のスタンダード;フランス料理は旨さのエッセンスを求めてきた;フランス式サービスと現代のビュッフェ;ロシア式サービスがもたらしたもの)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

俊介

16
簡素な文章で、懐石料理とフランス料理のエッセンスをそれぞれ紹介。そして両者を『邂逅』させる。現代フレンチを代表するフランス人シェフを日本に招き、懐石を堪能して貰うのだ。シェフ曰く「日本の静かな茶室の中に居ると五感が研ぎ澄まされる」。懐石はややこしい作法もあるようだが、全てはいかに五感を研ぎ澄まして料理やお茶を美味しく味わうか、のためのものなのだという。本当の『贅沢』とは、素材や技術ではなく、そのようにして食事を味わえることなのかなとふと思った。2020/07/05

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