内容説明
中国伝来の陰陽五行説は平安時代の「陰陽道」に象徴されるように日本独自の展開を遂げ、政治、社会、文化にさまざまな影響を与え続けました。本書は陰陽五行と茶の湯の関係、特に茶道具にみられる陰陽五行の世界を紹介します。
目次
陰陽五行とは何か
茶の湯と陰陽五行
数理の装い―茶道史と陰陽・五行
茶室に生まれる陰陽五行のロマン
陰陽
五行―木・火・土・金・水
五色―青・赤・黄・白・黒
四神相応―青龍・朱雀・玄武・白虎
十干十二支と干支
易―八卦と六十四卦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユコリロ
1
茶道には全く馴染みがないのだが、これほどまでに陰陽五行に関係しているのかと不思議な感じ。一つ一つの作法やしきたりが厳しいイメージだったが、宗教や呪術的要素を考えると妥当なのかと思えてきた。2024/02/24
霹靂火 雷公
0
参考文献が一切無いので(ん?)と思い、文面の根拠の無さに閉口。Y野女史の受け売りばかりだし、四象や五味の配当を間違っているのに、筆者が裏千家名誉教授に元宮内庁書陵部研究職という、何とも研究の浅い御仁ばかりに箔が付いていて、更に閉口。偽書である『南方録』をバイブル的に挙げるなど、随所にミスリードがあります。但し、取り上げられている茶道具などは(解説は誤った「陰陽五行説」ですが)非常に趣深いものばかりなので、写真集として観ることをオススメします。2013/11/19
秋津
0
茶の湯にはこんなに陰陽と五行(木火土金水)に満ちていますよ、という一冊。写真入りで茶の湯に関する思想、道具の中の陰陽五行思想についてコンパクトにまとめられています。ただ、掲載の文章の一部について気になった点として、ある程度内容が特化した本に、エッセイに毛が生えた程度のものが載せられていても「ああそうかい」位の反応しかできないのではと。この手の本には珍しくないですが。2013/02/25
yonet35
0
題名に惹かれて図書館に予約して読んでみたけど、正直、「お茶を習ってから読めば良かった…。」と、思った。2012/02/20
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