感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くわたあかね
2
田中優子さんとの「見立て」 いろんな趣味ごとにたくさんの号をもつということ、自分のことも「見立て」するのは現代のヒーリングに繋がるのかも、というお話し。ツイッターでアカウントごとに別の世界に生きているのもこんな感じかな。2020/10/10
蒼
2
近代茶道史が専門の著者が、日本文化の要素をキーワードに各界著名人、専門家と行った対談集。歴史も文化も知らないことが多すぎる私が理解できているのは、内容のごく一部分だと思うけれど、不思議にエキサイティングで面白い。1998年刊行から既に20年余の時間が経っているが、当時語ったゆくえの先にある現在は諸氏にはどう見えているのだろう?「数寄とオタクは違う」という言及が一度ならずあるけれど、「数寄(数奇)」や「見立て」と「萌え」とか「擬人化」の源流は同じところにある気がしてならない。何年か後にまた読み返したい。2020/08/13