内容説明
茶の湯が漸く女子の遊芸と化そうとした徳川中期に、それを憂慮して大徳寺の大龍・無学の両師に参じていた如心斎と又玄斎一燈は、その奨めもあって、稽古本位に創設されたもので、禅家の七事随身からとって、七事式と称し、その内容は精神的な意義と相まって、きびしい規矩作法の実践を企てられたものである。さきに「花月風雅集」と題して、その大略を箇条書風の袖珍本を上梓したが、今、廃版となり、内容も花月の式に小習事などを付け加えたものであったが、大方の要望もあって、あらたにその梗概を纏めることとした。
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- 洋書
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