出版社内容情報
世界では戦争や紛争、環境破壊、自然災害などによって、人々の安全や安心が脅かされ、さらには人権が侵害される事態も頻発しています。本書では、これらの問題に取り組み平和な社会をつくるためには何が必要かを8つのテーマを通じて考え、私たち自ら、そして仲間との協働によって課題解決能力を身につけることを目指します。
目次
第1章 「戦争」や「紛争」はなぜ起きるのか
第2章 紛争後の平和をどのように構築するのか
第3章 「貧困」解決の国際協力をどのように進めるか
第4章 環境破壊をどのように防ぐのか
第5章 「平和の定着」に向けた国際貢献とは何か
第6章 なぜ「人間の安全保障」の考え方が必要になったのか
第7章 ベーシック・ヒューマン・ニーズ(BHNs)とは何か
第8章 今後の世界平和は誰がつくるのか
解答のための思考作法
著者等紹介
山田満[ヤマダミツル]
北海道生まれ。大学時代にバックパッカーを経験し、米国オハイオ大学大学院東南アジア研究科を修了。その後、定時制高校教諭時代に東京都立大学大学院博士課程に在籍。10年間の高校教員を経て、1995年から大学教員になる。独立直後の東ティモール国立大学客員研究員、台湾国立政治大学客員教授、現在はベトナム国家大学ハノイ校日越大学日本学プログラム共同学科長を兼務。社会活動として、開発や平和構築系の国際NGO代表、国連UNHCR協会理事、JICA専門家、外務省ODA評価主任や、アジアの紛争後国家の国際選挙監視員にも多数参加。現在、日本東ティモール協会副会長を務め、東ティモールの国家建設を支援。2024年2月より緊急人道支援学会長。2009年4月より早稲田大学社会科学総合学術員教授。神戸大学博士(政治学)。専門は、国際関係論、国際協力、平和構築、東南アジア政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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