出版社内容情報
20世紀、年少者たちは様々な方法で「家族」のなかに囲い込まれ、「消費社会」から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。「消費社会」を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。
内容説明
「サブカルチャー」という巨大な欲望から20世紀の消費社会を描き出す。20世紀、年少者たちは様々な方法で『家族』のなかに囲い込まれ、『消費社会』から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。『消費社会』を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。
目次
序章 なぜ漫画やアニメが分析されるのか(言説としての漫画・アニメ;方法論としての漫画・アニメ ほか)
第1章 映画を消費する―「サブカルチャー」の形成とミッキーマウスの誘惑(「共通の場」としての活動写真・映画;映画を遠ざける ほか)
第2章 戦争を消費する―年少者の消費と戦記漫画の変容(叢生する漫画、追放される漫画;戦記漫画の興隆 ほか)
第3章 性差を消費する―バレエ漫画の展開と「戦後家族」の結託(漫画のジェンダー化;戦後と家族の物語 ほか)
第4章 都市を消費する、年少者を消費する―20世紀のサブカルチャーの終焉と対抗的消費(年少者が消費する;コミックマーケットの膨張 ほか)
著者等紹介
貞包英之[サダカネヒデユキ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、現在、立教大学社会学部現代文化学科教授。専門は社会学、消費社会論、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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