内容説明
ピープショーとは、遠近法による一種のだまし絵とのぞき穴の絞り効果を利用した紙絵の玩具のこと。小さな穴から平面絵のレイヤーをのぞくと、思いがけない奥行きが楽しめる。かつて西洋でさかんに作られたこの「アナログ3D」に一目惚れし、オリジナル作品を制作、研究する著者が、ピープショーのしくみと歴史、不思議な魅力とこれからの可能性を作り手の目線で紹介する。
目次
第1章 ピープショーについて
第2章 ピープショーのしくみ
第3章 ピープショーの歴史
第4章 アナログ3D、立体視への情熱
第5章 日本における立体視 映像と物語性
第6章 しかけ絵本やアートブックのピープショー
第7章 現代の「ピープショー」のバリエーション
第8章 紙絵を立てる紙製品
第9章 ピープショーとアート
第10章 ピープショーのこれから
著者等紹介
吉田稔美[ヨシダトシミ]
絵本作家、イラストレーター。兵庫県西脇市に生まれる。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒。1999年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。2000年ボローニャ2000ブルーノ・ムナーリに捧げられたミレニアム展入選。2004年ユゼフ・ヴィルコン記念大分国際絵本ビエンナーレ優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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保山ひャン
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第1章 ピープショーについて、第2章 ピープショーのしくみ、第3章 ピープショーの歴史、第4章 アナログ3D、立体視への情熱、第5章 日本における立体視 映像と物語性、第6章 しかけ絵本やアートブックのピープショー、第7章 現代の「ピープショー」のバリエーション、第8章 紙絵を立てる紙製品、第9章 ピープショーとアート、第10章 ピープショーのこれから。高山宏による帯文もあり、叢書メラヴィリアから出ていてもおかしくないような目と脳のアクロバットを楽しく解説してくれている。時代へのメッセージも共感。2021/01/11
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