出版社内容情報
中世の大学から近代の大学に至る歴史に学びつつ、米国と比較した日本の大学や大学教授職の現状と課題を社会学的に分析する。中世の大学から近代の大学に至る歴史に学びつつ、米国と比較した日本の大学や大学教授職の現状と課題を社会学的に分析する。教育、研究、社会サービスの三者の調和に成功した米国の大学に対し、立ち遅れた日本の大学はいかに再出発できるのか。長年、高等教育研究に携わってきた著者による、21世紀の大学への提言。
第?部 大学の理念と大学教授職の使命
第1章 大学とは何か──その理念と使命
第2章 大学の理念と使命──大学の社会的機能を中心に
第3章 大学の理念と大学論──第二の波から第三の波の時代への展開
第?部 授業改革と大学教授職
第4章 教授-学習過程の社会学──知識の機能と大学教授職形成
第5章 大学教授職と学士課程教育の質保証
第?章 日本の大学教授職──国際比較の視点
第6章 大学教授職の現状と課題──カーネギー調査の分析
第7章 研究志向と教育志向の国際比較研究──CAP調査の分析
第?章 大学教育改革の可能性
第8章 アクティブラーニングの制度化と大学教育改革の可能性
有本 章[アリモト アキラ]
内容説明
21世紀のアカデミック・プロフェッションを問う。高等教育の使命と可能性。中世の大学から近代の大学に至る歴史に学びながら、米国と比較した日本の大学、大学教育、その担い手である大学教授職の現状と課題を社会学的に分析する。
目次
第1部 大学の理念と大学教授職の使命(大学とは何か―その理念と使命;大学の理念と使命―大学の社会的機能を中心に;大学の理念と大学論―第二の波から第三の波の時代への展開)
第2部 授業改革と大学教授職(教授‐学習過程の社会学―知識の機能と大学教授職形成;大学教授職と学士課程教育の質保証)
第3部 日本の大学教授職―国際比較の視点(大学教授職の現状と課題―カーネギー調査の分析;研究志向と教育志向の国際比較研究―CAP調査の分析)
第4部 大学教育改革の可能性(アクティブラーニングの制度化と大学教育改革の可能性)
著者等紹介
有本章[アリモトアキラ]
1941年広島市生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得、教育学博士。広島大学高等教育研究開発センター長・教授などを経て、兵庫大学高等教育研究センター長・教授、同学長顧問、広島大学名誉教授。ユネスコ世界科学委員会委員・アジア太平洋地域議長、第1次新渡戸フェロー、日本教育社会学会長、日本高等教育学会長などを歴任。専門は、高等教育論、教育社会学、科学社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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