出版社内容情報
愛、嘘、正義、環境など、哲学のさまざまなテーマについて考えるテキスト。アメリカの中高で使用されている教科書を日本語訳。議論を重ね、対話をとおしてともに考えられるよう、充実した課題を用意。先生のための手引き付き。
まえがき
謝辞
監訳者のことば
はじめに
1 美
第1章 “愛”とはなにか
第2章 “美”は事実か趣味か
第3章 “アート”の目的とはなにか
第4章 健康であることと美しいことにちがいはあるか
2 真
第5章 “真”になりえないものはあるか
第6章 嘘をつくのはいつも悪いことか
第7章 どんな問題にも答えはあるか
第8章 “現実”は受け入れるべきものか
3 正義
第9章 “差別”とはなにか
第10章 動物には権利があるか
第11章 だれが環境のことを考えるのか
第12章 政府がなかったらどうなってしまうのか
4 神
第13章 善人に悪いことが起きるのはなぜか
第14章 生きる意味とはなにか
先生のための付録
日本語版解説 哲学対話授業のごあんない
日本語版解説 先生のための手引き
本書の使い方
付録A 対話劇のためのワークシート
付録B ソクラテスの裁判と死、およびプラトンのイデア論
付録C 経験主義
用語解説
【著者紹介】
シャロン・ケイ(Sharon Kaye)
1997年にトロント大学で博士号を取得。現在はジョン・キャロル大学教授。教育哲学、友愛の哲学、形而上学、中世哲学などを教える。幅広く著作を刊行。2001年にはポール・トムソンとともに『アウグスティヌスについて』を出版。アムネスティ・インターナショナルの大学生団体の顧問も務める。
ポール・トムソン(Paul Thomson)
1990年にプリンストン大学で博士号を取得。ジョン・キャロル大学准教授を経て、現在はコロンビア数理・理工中等学校に哲学者として滞在しながら、カリキュラム・コンサルタントの仕事をしている。認識論、科学哲学、初期近代哲学を教え、著作も刊行。ジョン・キャロル大学では初年次セミナーのディレクターを務めた。
河野哲也(こうの・てつや)
1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(哲学)。防衛大学校助教授、玉川大学准教授などを経て、立教大学文学部教育学科教授。哲学・倫理学専攻。表現やコミュニケーションの問題に関心をもつ。おもな著書に『意識は実在しない──心・知覚・自由』(講談社選書メチエ)、『道徳を問いなおす──リベラリズムと教育のゆくえ』(ちくま新書)、『大学生のための読む・書く・プレゼン・ディベートの方法』(共著、玉川大学出版部)など、共訳書にT. W. クルーシアス・C. E. チャンネル『大学で学ぶ議論の技法』(慶應義塾大学出版会)など。
内容説明
「批判的思考力」「コミュニケーション能力」「生きる力」…そして、「勇気」―いま求められる10代の哲学教育。アメリカの教科書を邦訳。日本語版オリジナル「先生のための手引き」付き。
目次
1 美(“愛”とはなにか;“美”は事実か趣味か ほか)
2 真(“真”になりえないものはあるか;嘘をつくのはいつも悪いことか ほか)
3 正義(“差別”とはなにか;動物には権利があるか ほか)
4 神(善人に悪いことが起きるのはなぜか;生きる意味とはなにか)
著者等紹介
ケイ,シャロン[ケイ,シャロン][Kaye,Sharon]
1997年にトロント大学で博士号を取得。現在はジョン・キャロル大学教授。教育哲学、友愛の哲学、形而上学、中世哲学などを教える。幅広く著作を刊行。アムネスティ・インターナショナルの大学生団体の顧問も務める
トムソン,ポール[トムソン,ポール][Thomson,Paul]
1990年にプリンストン大学で博士号を取得。ジョン・キャロル大学准教授を経て、現在はコロンビア数理・理工中等学校に哲学者として滞在しながら、カリキュラム・コンサルタントの仕事をしている。認識論、科学哲学、初期近代哲学を教え、著作も刊行。ジョン・キャロル大学では初年次セミナーのディレクターを務めた
河野哲也[コウノテツヤ]
1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(哲学)。玉川大学准教授などを経て、立教大学文学部教育学科教授。哲学・倫理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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