内容説明
高等教育の需要が世界的に膨張する中、政府が高等教育に対する財政支援をしぶる状況を受けて、多くの国で私学高等教育が劇的に拡大してきている。一方、公立機関が私立機関と似てくるプライバタイゼーションと呼ばれる現象が起きている。各国に共通の要素とその国独自の課題に焦点をあて、私学と高等教育の変容を論じる。
目次
1 私学高等教育を見る比較の視点
2 私学高等教育が多様化をもたらさないとき
3 見えざる手は私学高等教育を救い給うか
4 フィリピンの私学高等教育―発展途上国の私立優位
5 インドの高等教育―新たな波と政策の展開
6 マレーシアの高等教育の法人化、プライバタイゼーション、国際化
7 ハンガリーの私学高等教育―大学への市場の影響
8 教育と開発の間―失われた連環を求めて
著者等紹介
アルトバック,P.G.[アルトバック,P.G.][Altbach,Philip G.]
ボストンカレッジ教授、国際高等教育研究センター長。『高等教育研究』(The Review of Higher Education)編集長
森利枝[モリリエ]
大学評価・学位授与機構学位審査研究部助教授。1968年三重県生まれ、早稲田大学第一文学部哲学科人文専修卒業、同大学院文学研究科修士課程教育学専攻修了、同博士課程中退。学位授与機構審査研究部助手を経て現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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