内容説明
大学スポーツで起きていた大学の商業化が高度な研究や教育機能にも起こっている。産学連携や、大学発ベンチャー、企業名を冠したスポーツの試合にてこ入れし、名声と利益を追い求めるアメリカの大学。営利活動は大学に弊害をもたらしてはいないか。キャンパス内での商業活動に求められる規範と大学の価値観を論じる。
目次
第1章 商業化の起源
第2章 偏見を避ける
第3章 大学スポーツ
第4章 科学研究
第5章 教育
第6章 商業化の便益と代償
第7章 大学スポーツを改革する
第8章 研究の高潔さを守る
第9章 教育の価値を保つ
第10章 ルールに従う
第11章 今このときの機会を逃さない
著者等紹介
ボック,デレック[ボック,デレック][Bok,Derek Curtis]
1930年ペンシルバニア州生まれ。スタンフォード大学卒業。ハーバード大学法科大学院修了。1968年から1971年まで同大学院長、1971年から1991年までハーバード大学学長を務めた。現在、同大ケネディ行政大学院の「ハーバード大学創立300周年記念教授」
宮田由紀夫[ミヤタユキオ]
1960年東京都生まれ。大阪大学経済学部卒業。University of Washington(Seattle)材料工学科卒業。Washington University(St.Louis)経済学研究科修了。現在、大阪府立大学経済学部教授
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