内容説明
本書は、高等教育政策に焦点をしぼり、戦後から1999年末までの高等教育政策を、政策評価という観点から検討したものである。本書の成立の背後には、1996(平成8)年より三年計画で実施された、当研究部の共同研究の蓄積がある。すなわち、現在21世紀に向けて策定され、具体化されつつある政府の高等教育政策の全体を、歴史的検証と国際比較の観点から評価し、さらには現状分析と有識者の意見調査等を通しての未来予測と事前評価という観点から、あらためて総合的な評価と展望を試みようとしたのである。
目次
序章 本書の研究の背景、目的、方法
1章 高等教育政策研究の課題と方法
2章 高等教育政策における評価の問題
3章 中教審「三八答申」とその評価
4章 高等教育政策に関する中教審「四六答申」の特質
5章 臨時教育審議会の高等教育政策の評価
6章 大学審議会答申と高等教育政策
7章 政府審議会における政策形成と評価―日本の高等教育政策の特質と多様化政策
8章 高等教育政策の国際的動向と政策評価
9章 私立大学への支援と規制―私学政策の評価と改革方向
10章 施設・設備整備の観点からみた高等教育政策
11章 大学評価と資源配分政策
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