海を渡ったサムライの娘 杉本鉞子

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784472302749
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

文明開化の東京、アメリカで異文化と出会い、英文の自伝『武士の娘』を著し、日米文化交流の懸け橋の役割を果たした杉本鉞子の人間像を、『福翁自伝』の福沢諭吉と対比しながらさぐる。

目次

序章 自伝と自伝的作品とのあいだ
第1章 鉞子のルーツ―長岡と米百俵
第2章 鉞子の生涯―越の国
第3章 鉞子の生涯―外つ国へ
第4章 異文化との出会い
第5章 異文化への対応
終章 “二重国籍者”鉞子の視座

著者等紹介

多田建次[タダケンジ]
1947年生。慶応義塾大学文学部卒、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。玉川大学講師、助教授をへて教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikuo Watanabe

0
越後長岡の家老格の出の娘さんの文書と福沢諭吉の比較という側面で描かれた作品。ベネディクトの「菊と刀」の菊のイメージはこの人とか。2013/10/14

rytryt

0
本書のテーマは、目次の表現を借りると、異文化接触とアイデンティティ、でしょうか。杉本鉞子はベネディクトの菊と刀にも引用されています。本書には新渡戸稲造にも触れられています。本書は福沢諭吉との対比で論じられているところに価値があり面白いところです。 本書の最後に「武士の娘」からの引用がありますが、相互理解の努力、姿勢には終わりはありません。 「武士の娘」は文庫がありますので注文しました。関連図書「福翁自伝」「菊と刀」「武士道」2023/07/16

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