内容説明
春夏秋冬が織りなす自然との会話50編。
目次
ドブのなかの自然―都市の生態系を考える
季節を知る
植物の化学戦
豚の饅頭
今年のセミと去年のセミ
雑草と呼ばないで
鳥たちの贈り物
生き物がつくった土
水たまり礼賛
私の梅〔ほか〕
著者等紹介
三島次郎[ミシマジロウ]
東京都千代田区に生まれる。東京教育大学理学部生物学科、ジョージア大学大学院理学研究科修士課程卒業。理学博士。東京教育大学講師、筑波大学教授を経て、桜美林大学教授、名誉教授。第8次、第10次日本南極地域観測隊員(夏隊)の生物担当。(財)日本自然保護協会参与
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
0
【ココロの琴線に触れたコトバ】考えて見ると、「邪魔だから排除する」という発想は、私たち人間の文明社会を支えてきた根幹にかかわる考えたのように思われる。「いかにして邪魔者をやっつけるか」、その目的のためにあらゆる頭脳が動員され、技術が結集されて障害に挑んできた。その成果が現在の繁栄の基盤となってきた。2015/07/22
のんき
0
20029月刊。自然観察をしてみよう、と誘う本。ただし、ここでいう「自然」は一般的なイメージの「自然」とちょっと違っている。そこが本書の読みどころ。2011/09/09