出版社内容情報
自然景観に目を凝らし、地形・地質の成り立ちや自然史の読み解きから光を当てる。山、サンゴ礁から、地震、津波まで、フィールドの現場から自然の謎を説明。東日本大震災後に再注目される「地生態学(ジオエコロジー)」の世界。
自然景観や植生に目を凝らし、地形・地質の成り立ちや自然史の読み解きから光を当てる──。山、サンゴ礁から、地震、津波まで、多様性をはらんだテーマをフィールドの現場からアプローチ。46億年という地球の時間のなかで自然を眺める。東日本大震災のあとであらためて注目される「地生態学(ジオエコロジー)」の世界。
【1部 対談】
小泉武栄・赤坂憲雄「「ジオエコロジー」の目で見る」
【2部】
中国、天山山脈ウルプト氷河での氷河地形調査(岩田修二)
津波堆積物を、歩いて、観て、考える(平川一臣)
【3部】
小笠原の外来種をめぐる取り組み(清水善和)
地震の揺れやすさを解析する(松田磐余)
自然はわたしの実験室──宍道湖淡水化と「ヤマトシジミ」(山室真澄)
風穴を探る(清水長正)
サンゴ礁の景観を探る(菅浩伸)
あとがき(赤坂憲雄)
内容説明
フィールドワークから生き生きとした科学の姿を伝える。従来の学の枠組みを越えて相互の有機的なつながりを探るシリーズ。地球の年齢に寄り添うような時間のなかで、自然を眺める。
目次
1部(対談・「ジオエコロジー」の目で見る)
2部(中国、天山山脈ウルプト氷河での氷河地形調査;津波堆積物を、歩いて、観て、考える)
3部(小笠原の外来種をめぐる取り組み;地震時の揺れやすさを解析する;自然はわたしの実験室 宍道湖淡水化と「ヤマトシジミ」;風穴をさぐる;サンゴ礁景観の成り立ちを探る)