出版社内容情報
村に入って、古老を訪ねて、話を聞くことから、民俗学という知の営みは始まる。世代を越えて受け継がれてきた「知恵や技」に言葉をあたえる現場からの報告。編者の対談、事例、新しい研究動向、他領域とのコラボレーション。
村に入って、古老を訪ねて、話を聞くことから、民俗学という知の営みは始まる──。民俗学的なフィールドワークは聞き書きという調査手法によって支えられている。世代を越えて受け継がれてきた「知恵や技」に言葉をあたえる現場からの報告。編者による対談のほか、事例、新しい研究動向、他領域とのコラボレーションを紹介。
【1部 対談】
野本寛一・赤坂憲雄「無手勝流フィールドワーク」
【2部】
神樹見聞録──フィールドワークから見えてくること(小川直之)
オカボラ奮闘記──沿岸をあるく喜び(川島秀一)
【3部】
映像によるフィールドワークの魅力──『クニ子おばばと不思議の森』を手がかりに(柴田昌平)
暮らしから生まれた星の伝承知(北尾浩一)
モノを知り、人を追い、暮らしを探る(宮本八惠子)
在来作物とフィールドワーク(山崎彩花)
南インド・ケーララ州の祭祀演劇──クーリヤーッタム(鈴木正崇)
あとがき(赤坂憲雄)
内容説明
フィールドワークから生き生きとした科学の姿を伝える。従来の学の枠組みを越えて相互の有機的なつながりを探るシリーズ。世代を越えて受け継がれてきた「知恵や技」に、言葉をあたえる。
目次
1部(対談・無手勝流フィールドワーク)
2部(神樹見聞録―フィールドワークから見えてくること;オカボラ奮闘記―沿岸をあるく喜び)
3部(映像によるフィールドワークの魅力―『クニ子おばばと不思議の森』を手がかりに;暮らしから生まれた星の伝承知;モノを知り、人を追い、暮らしを探る;在来作物とフィールドワーク;南インド・ケーララ州の祭祀演劇―クーリヤーッタム)