目次
特集 学士学位プログラム(リベラルアーツ教育と学士学位プログラム;日本における学士学位プログラムの現況;スワニー、HIROSHIMA、玄米;アメリカの学士課程カリキュラムの構造と機能―日本との比較分析の視点から;イギリスの大学における学士学位の構造と内容―近代オックスフォードの古典学優等学士学位を中心に;欧州高等教育圏構想とUndergraduate課程の再構築―日本の学士課程改革への示唆)
論稿(国境を超える高等教育に見るグローバル化と国家―英国及び豪州の大学の海外進出の事例分析;中国農村部の遠隔高等教育―「広播電視大学」学習センターにおける在学者と学習の実態;わが国における家政学の制度化過程―学問的発展の特徴)
感想・レビュー
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山がち
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学位というのが、単に単位を修得した証明ではないというわけではないのだろうが、実感としてはそうなっている。学位にどのくらいの重みを付けるのかというのは難しい問題である。年限が異なるのに、学位自体の重みが異なるのであれば確かに不平等と言わざるを得ない。国際的にも各国で必要な年限が違うため統一を見せていない。日本では医療系の六年に対し、その他の四年という不均衡が起きている。また、グローバル化ということで海外分校などを作っても、結局、元の国と設置先の国の両方の国に縛られることになるのは考えておく必要があるだろう。2013/09/19