内容説明
1708年のマイセン磁器誕生に関わった人々の情熱と、伝え守り抜いてきた人々の想いが織りなす300年の物語。アウグスト強王の指示のもとベトガーらの努力により生み出された白磁から、ヘロルトの絵付け作品、ケンドラーの人形や動物彫刻、スワン・サーヴィス、ブルー・オニオン、マイセン・ローズ、カップ・コレクション…。憧れの白い磁器を育んだ美しいドレスデンの風景写真とともに、華麗なるマイセンを紹介。
目次
マイセンと私
ヒストリカル・マイセン
カップ・コレクション
マイセン物語―磁器が「白い黄金」だったころ
著者等紹介
南川三治郎[ミナミカワサンジロウ]
写真家。1945年、三重県生まれ。東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。大宅壮一東京マスコミ塾第一期出塾。主に“欧州の人と文化”をキーワードに取材活動をするフォトグラフィックライター。1980年日本写真協会新人賞受賞、1986年日本写真協会年度賞
大平雅巳[オオヒラマサミ]
西洋陶磁史家。1953年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部美術史学専攻卒業。長年、美術専門の編集者として陶磁器・考古学関係の書籍編集に携わるかたわら、ヨーロッパ陶磁史を専門に研究し、執筆・講演活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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