内容説明
知識・情報の世界システムとしての大学が、欧米、特にアメリカを中心にして形成されている現状を、歴史的・比較的手法により解明する。国際的な「知」のネットワークのファクターとしてこれまであまり取り上げられることのなかった、教授言語=英語、学術誌、大学図書館、データベース、大学出版部、大学教科書、海外援助、助成財団、留学生、外国人研究者などの観点から、知識の生産と流通をめぐる「中心―周辺」・「支配―従属」構造を鮮やかに分析している。
目次
発展類型と展望(高等教育の発展類型―2000年への展望;アジア・ニーズ〈NIES〉諸国の高等教育と科学発展;大学改革の国際比較)
知の体系(「中心―周辺」論からみた大学;高等教育と国際的知識伝達;教科書の国際比較―最古の教育技術)
教授と学生(教授職の国際比較;学生の政治的行動;新しい国際主義―留学生と外国人研究者)
比較研究の方法(比較教育学研究の新動向)
-
- 和書
- 健康と運動の理論と実践