内容説明
大学の経営管理の実際において、組織理論の理解がいかに大切であり有効であるか。高等学校教育機関がいかに機能するかということについての考えを変えるような提案をしている本書は、大学の指導者や管理運営に携わる人々が職務を効果的に遂行するために、多くの情報と洞察、刺激を与えてくれる。
目次
1部 大学を組織として理解する(大学における管理、運営、およびリーダーシップの問題;「システム」と「循環」から考える―大学組織の構造と力学;意思の決定と合意の形成―管理職の役割)
2部 組織機能のモデル(同僚平等型大学―平等共同体での権力と価値の分配;官僚型大学―合理的構造と意思決定;政治型大学―権力と資源をめぐる競争;無秩序型大学―独立した俳優で構成される共同体に意義を探る)
3部 モデル統合する(サイバネティック大学―自己制御による方向性の提供;サイバネティック大学の効果的管理運営とリーダシップ)