内容説明
本書は、文明と文化、普遍と個別、世界と日本、法の支配と文化の拘束などへの対応に日々の仕事や生活のなかで悩みつつ、著者なりの考えをとりまとめたものである。
目次
序章 カルトと原理主義の台頭―世俗化と反世俗化の文脈
１章 近代化と宗教の世俗化―宗教集団の近代化および脱近代化への対応
２章 日本宗教の制度的位置づけ―宗教法制の近代化と世俗化
３章 国体の変革―天皇のカルトとアメリカ民主主義
４章 忠誠心とコミットメント―宗教の個人化による公徳の衰微
５章 カルトの台頭―カルトの対抗文化的起源
６章 原理主義と暴力の正当化―国家および宗教の強制力の源泉
