内容説明
本書は、組織体としての大学の保守的体質の原因を、組織論、歴史的体験、大学と社会の観点から分析し、なぜ大学改革が実現されにくいかを明確に説明するとともに、どのようにしたら大学教育の改革が可能になるのかを、アメリカの大学改革の事例分析を通して、そのダイナミックスを解明する。本書は、大学教育を真に甦えらせようとするものにとっての鋭利な大学論である。
目次
1 改革にともなう諸問題
2 大学改革の歴史と過程
3 カリキュラムの改革
4 改革の担い手は誰か
5 ダイナミズムの関連要因
6 改革をもたらすもの