出版社内容情報
小泉八雲は、明治時代にヨーロッパからアメリカを経て日本にやってきた作家です。自然とともに生きる日本文化の魅力にとりつかれ、日本人のだれもが知る多くの怪談作品を生みだしました。〈見えざるもの〉に魅かれ、名もなきものたちの声を聞きつづけたその生涯を八雲自身が語ります。
内容説明
小泉八雲は、明治時代にヨーロッパからアメリカを経て日本にやってきた作家です。名もなきふつうの人びとや自然、そして“見えざるもの”に魅かれ、その声に耳を傾けました。ついには日本人になって「耳なし芳一」や「雪女」のような怪談作品を生みだし、日本文化の魅力を世界の人びとに伝えました。
目次
小泉八雲とわたし
はじめに 小泉八雲と妖怪(小泉凡)
1 語りと妖精の文化に育まれて 0歳~10歳ごろ
2 失明と大叔母破産の悪夢 10歳ごろ~19歳
3 クレオール文化に生きる亡霊たちをもとめて 19歳~39歳
4 出雲の地に伝わる異界の物語に魅かれて 39歳~41歳
5 新しい日本への失望と日本への帰化 41歳~46歳
6 大学の授業と怪談の再話 46歳~52歳
7 死をめぐる不思議なできごと 52歳~54歳
著者等紹介
小泉凡[コイズミボン]
1961年東京生まれ。成城大学文芸学部・同大学院文学研究科で民俗学を専攻後、1987年に島根県松江市へ赴任。島根県立大学で教鞭をとりつつ、妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に活かす実践研究や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開する。現在、小泉八雲記念館館長・焼津小泉八雲記念館名誉館長・島根県立大学短期大学部名誉教授。2023年1月、アカデミア賞(文化・社会部門)を受賞。小泉八雲の曾孫。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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