出版社内容情報
牧野富太郎は、明治、大正、昭和の時代に活躍した、日本の植物分類学者です。多くの植物に学名を付け、標本の収集に力を注ぎました。また、高い質の「牧野式」植物画を描きました。幼いころから愛してやまない植物の魅力を人びとに広めつづけたその生涯を牧野富太郎自身が語る一人称の伝記です。
内容説明
牧野富太郎は、子どものころから植物を愛してやまない植物分類学者です。日本全国をめぐり、未知の植物に名前をつけ、多くの植物標本を収集しました。細密に描いた「牧野式」植物画を自らの図鑑に掲載し、ひと目で植物の特徴がわかるようにしました。本書では、植物を愛し、その興味深さを人びとに広めつづけたその生涯を、富太郎自らが語ります。
目次
1 草や木と遊ぶ―0歳~16歳
2 永沼先生と出会う―16歳~19歳
3 ゆるがぬ植物への関心―19歳~24歳
4 友情と支援にささえられて―24歳~28歳
5 きびしい現実―28歳~31歳
6 学者として立つ―31歳~77歳
7 逆境をこえて―77歳~94歳
著者等紹介
大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年東京生まれ。東京大学名誉教授、同総合研究博物館特招研究員。理学博士。主にヒマラヤの高山や世界各地の乾燥地帯をフィールドに植物の多様性、ならびに植物文化史の研究をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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