世界の伝記科学のパイオニア エジソンと電灯

エリス，キース【作】〈Ｅｌｌｉｓ，Ｋｅｉｔｈ〉/児玉 敦子【訳】

玉川大学出版部（2015/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 139p／高さ 22cm
• 商品コード 9784472059643
• NDC分類 K289
• Cコード C8323

出版社内容情報

ひらめきを大切にし、電灯や蓄音機などを生み出した発明王の80年の生涯と業績を、当時を示す豊富な写真図版とともに新訳で綴る。

貧しい家庭に生まれながら、電灯や蓄音機など、未来につながる数百もの発明品を生みだした、発明王エジソン。ひらめきを大切にし、発明に情熱を傾けた80年の生涯と業績を、当時の社会背景や技術がよくわかる豊富な写真・図版とともにいきいきと綴る。小学生にも理解しやすい新訳で科学のおもしろさや人間の探究心を伝える。

はじめに（児玉敦子）

1　若き発明家
2　電信会社の争いのはざまで
3　声だけが聞こえる
4　あかりをともせ
5　伝説の人エジソン
6　かげりゆく伝説
7　つきぬ情熱　蓄音機と活動写真

エジソン略年表
索引

内容説明

貧しい家庭に生まれたエジソンは、小さいころから列車の売り子をしてお金をかせいでいました。学校には数か月しか通っていません。その少年が、どうやって発明王になったのでしょうか。

目次

１　若き発明家
２　電信会社の争いのはざまで
３　声だけが聞こえる
４　あかりをともせ
５　伝説の人エジソン
６　かげりゆく伝説
７　つきぬ情熱　蓄音機と活動写真

著者等紹介

エリス，キース［エリス，キース］ ［Ｅｌｌｉｓ，Ｋｅｉｔｈ］
１９２７年、イギリス生まれ。シェフィールドのキング・エドワード７世学校卒業後、ケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジで歴史学を専攻する。アメリカ、中東、アジア、オーストラリアなど、世界各地を広く旅し、おもに科学系のフリー・ジャーナリストとして活躍

児玉敦子［コダマアツコ］
東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。ノンフィクション、児童書などの翻訳に携わる。やまねこ翻訳クラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[コダマ@ようやっとる！]

発明王エジソン。常に調べ物と読書と試行錯誤をして探究をつづけてきた人生だということがわかる。電灯の発明以後の失敗も多く書いてあったのが印象的。現状のモノに満足せず常に改良、改善していく姿勢は学ばなくてはいけないなと思う

2019/01/22

[rie]

電灯のみならず、マイク、キネトスコープ、蓄音機などさまざまなものを発明し、世に送り出してきたトーマス・エジソン。お金に執着せず、発明から得たお金は次の研究の資金源にしか考えなかったという。よって特許権をめぐり、だまされることも少なくなかったとか。人間味ある欠点もさることながら、自分の信念を貫いたエジソンのすばらしさにあらためて気づかされる。天才とはいえ失敗も少なくなかったあたりも意外で「失敗は成功のもと」という言葉を思いだし、力が湧いてきた。

2016/04/11

[のん＠絵本童話専門]

エジソンの伝記。2015年発刊と割と新しくて、読みやすい日本語。発明の足跡を追うには良いが、科学的内容や出来事の記述が多く、やや面白みには欠ける。学研の伝記と比較すると、学研の方が古くて読みにくさはあるものの、ちょっとした小噺や生い立ちなど人物像が詳しく描写されている。高学年〜

2024/03/05