出版社内容情報
じつは小1算数が最も難しい!? 苦手は幼児期で決まる
算数が苦手な子どもたちの多くは、じつは「数とは何か?」を理解できないまま学び進めてしまっています。小1の算数は概念理解からはじまりますが、そこでつまずく子は多くいるのです。計算ドリルをくり返しても、「数字」が何を意味するかが分かっていなければ、算数がどんどんわからなくなる…。幼少期のつまずきが、将来の苦手意識を決定づけてしまうのです。さらに算数の理解が困難になる「算数障害」を引き起こすこともあります。
本書では、筑波大附属小で教えていた算数教育のプロ・山本良和先生監修のもと、「数」の概念をわかりやすく解説。また、算数障害の経験を持つ本田すのうさんの協力を得て、子どもがどこでつまずくのかを徹底分析しました。
数や形のイメージ、子どもは理解できていますか?
幼児期に「算数感覚」を養うことが大切だと言われています。そのためには、体を動かしながら数や形にふれる経験が必要ですが、そうした経験が少ない子どもが多くいます。
本書では、主人公たちと一緒におこなうミッション形式で、算数の問題に取り組んでいきます。また「やってみよう!」コーナーでは手を動かしてイメージを育てます。宇宙人のスーと、小学生の三太、謎の生物ポアンと一緒に、ミッションを楽しく解きながら、算数を学びましょう。
内容説明
小1算数がいちばん難しい!?算数が苦手になる原因をおさえました。本当は入学前に知っておきたい数や形の基本をひとつずつ、わかりやすく。算数は体を使って感じるのが大切。「やってみよう」で算数イメージをつかめる!
目次
1しょう かずのおはなし(どっちがおおい?;10までのかずをかぞえよう ほか)
2しょう かたちとりょうのおはなし(みのまわりにあるかたち;三角形と四角形って? ほか)
3しょう たしざんとひきざんのおはなし(あわせていくつ?;ふえるといくつ? ほか)
4しょう かけざんととけいのおはなし(かけざんってなに?;九九をおぼえよう ほか)
著者等紹介
山本良和[ヤマモトヨシカズ]
高知市立大津小学校、高知大学教育学部附属小学校を経て、筑波大学附属小学校で教諭として21年間算数教育研究に従事。国内や海外で算数の師範授業や講演を実施。算数に関する著書も多数。現在は、昭和学院中学校・高等学校校長、学校法人昭和学院理事。学校図書「みんなと学ぶ小学校算数」教科書執筆編集委員。元全国算数授業研究会会長。元日本数学教育学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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