出版社内容情報
おはなしは、過去から伝えられたメッセージであり、贈り物です。
特に「動物のおはなし」の世界は、小さな人間社会のようなのです。
ありのままの自分を認めること、友達や自分との付き合い方を知ること。
そんな自分らしく生きる力を個性豊かな動物たちからまなぶことができます。
夜の読み聞かせはもちろん、小学校受験対策にもおすすめです。
★本シリーズの工夫★
【読む楽しさにこだわりました】
くり返しのリズムを多用し、重要なセリフやオノマトペを太字にして、読み聞かせしやすい本になっています。
【問いかけコーナーで理解が深まる!】
おはなしの後にある「ふりかえってみよう」コーナーでは、おはなしにまつわる問いかけをご用意。親子の会話が広がるほか、こどもの記憶力や理解度を向上させる手助けにもなります。
【おうちのかたへ で大人も知識が深まる】
おはなしの背景や、類話、各国版などが知れるほか、
このおはなしは、他にどんなメッセージが隠されているだろう?といった、解釈を多様に広げるきっかけにも。
大人もおはなしからまなべること、まなびなおせることが、あるかもしれません。
主人公以外は何を考えていたか、このおはなしは何を伝えようとしているのか。おはなしを読み終わったあとに、ぜひ親子で話し合ってみてください。
読み聞かせを通して「人生に役立つヒント」が見つかる1冊です。
内容説明
個性豊かな動物たちからまなべることがいっぱい!自分らしく生きる力がつく日本と世界の王道童話20+1。ふりかえってみよう問いかけコーナーで、親子の会話もぐーんと広がる!
目次
第1章 それぞれの価値観をみとめよう(だれがえらいというわけではない ネズミのよめ入り(早野美智代・文絵・近藤美和)
自分にできることが相手にできるとは限らない キツネとツル(ささきあり・文絵・橋賢亀) ほか)
第2章 多角的視野を持とう(負け惜しみはかっこわるい すっぱいぶどう(長井理佳・文絵・ゴトウノリユキ)
行動も大切 ネズミのかいぎ(飯野由希代・文絵・橋賢亀) ほか)
第3章 いじわるや身勝手はやめよう(だまそうとすると痛い目をみる いなばの白ウサギ(早野美智代・文絵・かわいちともこ)
仲間のために何ができるか考えよう サルとカニ(長井理佳・文絵・山田花菜) ほか)
第4章 機転や知恵を発揮しよう(機転は仲間も助ける ウサギのいえ(井野理佳・文絵・たなか鮎子)
競争ごとには機転も必要? 十二支のはじまり(日本)(早野美智代・文絵・三枝三七子) ほか)
第5章 それぞれの長所や役割を見つけよう(時間は味方になる みにくいアヒルの子(ささきあり・文絵・一色真由美)
どんな相手でも軽く見てはいけない ライオンとネズミ(長井理佳・文絵・Naffy) ほか)
著者等紹介
大野寿子[オオノヒサコ]
東洋大学文学部教授。博士(文学)。グリム童話・伝承文学・ドイツ文学研究者。福岡県出身。2004年九州大学大学院文学研究科独文学専攻博士後期課程修了。愛知教育大学専任講師、東洋大学文学部日本文学文化学科准教授を経て、2017年4月に同学部国際文化コミュニケーション学科教授就任。グリム兄弟の業績を主に文献学的立場から考察。グリム童話における森、魔女、異界研究、ドイツ少数民族ソルブの民話研究、絵本の挿絵研究等を手がける。第43回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞(2003年)。公開講座、特別授業等も各地で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。